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5月病について〈2つのタイプを知ろう〉

こんにちは!二子玉川鍼灸院です。いつもご利用いただきありがとうございます!


いつの間にか4月も終盤、もう5月ですね。

新年度がスタートして、環境に変化が起きている方も多いのではないでしょうか?


草木が芽吹く春頃は気温の変化も大きく、疲労が蓄積し、ホルモンや免疫、自律神経系にも影響が出やすい季節です。気が付かないうちに頑張りすぎていませんか?


今回は、そんな時期に起こりやすい「五月病」について2回に分けてご紹介いたします。


第一回目は「五月病」とはなにか、原因はなにか、と基本的なことについて。

第二回目は「五月病」の2つのタイプ別養生方法についてご紹介いたします。


「五月病」のことを理解いただき、ぜひ身体が悲鳴をあげる前に対策してみてください!不調を感じた際にはご参考いただけるとうれしいです。


東洋医学(中医学)からみた五月病とは?

東洋医学の考え方では、春は五行論(木・火・土・金・水)においては「木」の季節とされ、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きの中では「肝」に影響すると言われています。


そのため環境の変化によっては5月以外にも五月病は起きる可能性がありますが、特に5月に起きやすいのは『肝』の失調が起きやすい、と考えられています。


五月病を引き起こす原因は主に2つ。1つは「肝」と「気」の関係が悪化すること、2つ目は「食欲の低下」です。それぞれ簡単にご説明いたしますね。


五月病の原因①「肝」と「気」の関係が悪化


「肝」はストレスのイライラや怒りの感情と密接に関係しており、血液を貯蔵する働きや精神的ストレスを受け止める働きを持っています。


エネルギー源である「気」が「肝」の支配下でスムーズに体内を動くと精神や情緒が安定し、反対に「肝」が疲労やストレスなどのダメージを受けると「気」がスムーズに流れなくなります。