膝痛

膝の痛みを引き起こす原因となるものには、 スポーツや運動による膝の使い過ぎ、事故などによる膝のケガ、立ち仕事や荷物運搬など日常生活での膝への負担、 加齢に伴う骨の老化、膝関節の異常を伴う病気などさまざまです。 原因は大きく4つに分類されます。 詳しく見ていきましょう。

①スポーツ、けが、事故など ②加齢や日常的な膝の使用による骨の劣化・摩耗 ③病気や生体機能の異常 ④その他

①スポーツ、けが、事故などを原因とするもの

サッカーなど相手との接触が多い競技、バレーボールなどのジャンプ系競技、マラソンなどの陸上競技、ランニングなどの運動など、スポーツの多くは下半身を酷使します。 「走る」「跳ぶ」「ひざのひねり」「ダッシュ」「急停止」「方向転換」など、 スポーツでよく見られる動作は膝に大きな負担をかけるものが多いため、 スポーツ時のケガで最も重大なケガになりやすいのが「ひざのケガ」と言われています。

膝の痛みを引き起こすケガには大きく2種類あります。 1つは、アクシデントや事故による突発的なケガ。 もう1つは、十分な休息をとらずに運動・練習を続けて膝の使いすぎによって起こるケガです。

急性のケガ…詳しくはこちらです

◆半月板損傷 膝関節でクッションの役割を果たす軟骨組織の半月板が、大きな負荷がかかることで欠けたり断裂したりするもの

◆靭帯損傷 靭帯の一部が傷つき、裂けたり破けてしまう障害

◆その他の外傷 ひざ関節内や周辺の骨の骨折や、ひざのお皿の脱臼、捻挫、打撲、といったケガ。組織の損傷が起きているケースも。

膝の使いすぎによるケガ…詳しくはこちらです

◆腸脛靭帯炎・ランナー膝・ランナーズニー 太ももの骨の外側に位置する腸脛靭帯に炎症が起こるもの

◆膝蓋腱炎・ジャンパー膝・ジャンパーズニー 膝の皿とすねの骨をつなぐ膝蓋腱が傷つき炎症を起こしたもの。重症例では腱が完全に切れる膝蓋腱断裂が生じる

◆離断性骨軟骨炎 骨の先端にある軟骨部分が壊死して骨の一部といっしょにはがれるもの

◆鵞足炎 膝の内側の腱に炎症が起こり痛みを感じる障害

◆タナ障害 膝の皿と太ももの骨の間にあるヒダ状の膜が炎症を起こしたもの

◆膝蓋軟骨軟化症 ひざのお皿の裏側の軟骨が、太ももの骨とこすれてすり減り、炎症を起したもの。軟骨の軟化・膨隆・亀裂などの変形を生じる

◆オスグッド・シュラッテル病 ひざの皿の下あたりの骨に、変形やふくらみなどの異常が起き、刺激に対して異常に敏感になる症状 10~15歳くらいの、特にスポーツをする子供によく見られる

②加齢や日常的な膝の使用による骨の劣化・摩耗を原因とするもの

骨、軟骨、筋肉などの体の組織は、30歳を過ぎた頃から徐々に衰え始めます。 骨や筋肉には血管が集まっていて、血液中の栄養や酸素が供給されるため、傷ついても修復・再生されるのですが 関節軟骨には血管が通っていないため、一度減った部分が再生することはありません。

膝は体重による負荷を分散し、体のバランスをとるのに重要な役割を果たします。 最大で体重の10倍近くの負荷がかかる部位でもあるため、 特に骨や軟骨の劣化が起こりやすく、老化による関節の破壊・変形、痛みが見られやすい箇所です。

体の老化現象の一つとして現れる障害…詳しくはこちらです

◆変形性膝関節症 膝関節の骨や軟骨がすり減ったりもろくなって変形したりする疾患。中高年の膝の痛みの原因として最も多い。

◆膝蓋大腿関節症 ひざの皿と太ももの骨による関節に炎症が起こるもの

◆膝蓋骨不安定症 ひざに衝撃を受けると、ひざの皿がすぐに脱臼しやすくなる症状。ひざ関節の動きが不安定になり痛みも出る。 生まれつきのものや、加齢によって起こるケースがある。

③主に病気や生体機能の異常を原因とする疾患…詳しくはこちらです

◆骨軟骨 骨の表面にできる良性の腫瘍。腫瘍ができる原因は不明。一度にたくさんの腫瘍ができる多発型は遺伝的な要因もある

◆内軟骨腫 骨の内部に発生する良性の腫瘍。腫瘍ができる原因は不明。一度にたくさんの腫瘍ができる多発型は遺伝的な要因もある

◆骨肉腫 骨にできるガン。発生後に腫瘍は固く骨化する。発生の原因はほとんど不明

◆軟骨肉腫 骨の軟骨部分にできるガン。悪性の度合いは低く、腫瘍の成長スピードも遅め。発生の原因はほとんど不明

◆関節リウマチ 全身の関節に炎症が広がり、関節が壊れてしまう病気。 ウイルスや細菌から身体を守る作用免疫システムに原因不明の異常が発生することで生じる

◆色素性絨毛結節性滑膜炎 関節の内側を覆う滑膜の組織が異常に増殖して塊ができ、出血を繰り返す病気。原因は不明

◆変形性股関節症 股関節の骨や軟骨がすり減ったり、形が変わったりする病気。過去の股関節の異常や病気の後遺症として発生する

◆痛風 血液中の尿酸という物質の増加により、痛みの発作や腎臓機能の低下などの様々な症状が現れる障害。 急性関節炎発作とも呼ばれ、特に中高年の男性に多く見られる。患者の約9割が男性

◆大腿骨頭壊死 太ももの骨の先端が血行悪化で破壊され変形する病気。 原因は不明なものが多く、ステロイド薬やアルコール摂取量が関係しているケースもある

◆神経病性関節症・シャルコー関節 脊髄の中を通る神経に障害が起こり、下半身の感覚が鈍って痛みなどを感じにくくなる病状。 糖尿病、梅毒、脊髄の病気など、神経障害を起こす病気にかかることで起こる

◆化膿性関節炎 細菌が関節内に侵入して炎症が起こり、関節が化膿する病気。膝のケガ・注射・手術などによる細菌感染が原因

◆結核性関節炎 結核菌が関節内に侵入して炎症を生じさせる病気。 発症例は、肺結核の合併症、過去に患った結核の後遺症、結核患者との接触による感染など

◆滑膜骨軟骨腫症 関節内の滑膜に腫瘍ができ、骨化したカケラを大量に発生させる疾患。詳しい原因は不明。 滑膜組織の遺伝子の突然変異との説もある

◆単純性股関節炎 股関節に炎症が起きる病気。詳しい原因は不明だが、ウイルスやケガに対する自然な免疫反応と考えられている。3~6歳くらいの子どもに良く見られる

◆ペルテス病 太ももの骨の股関節側に血液が循環しなくなり、骨が破壊され変形する病気。 3~12歳くらいの子どもに起きる病気で、特に5~7歳の活発な男児に多く見られる

◆有痛性分裂膝蓋骨 ひざのお皿が割れたように2個以上に分裂している病状。ほとんどは生まれつきのもの。 膝の使いすぎや膝蓋骨の強打で皿が割れるケースもある。10代前半の男子に多く見られる

◆膝蓋骨不安定症 ひざに衝撃を受けると、ひざの皿がすぐに脱臼しやすくなる症状。ひざ関節の動きが不安定になり痛みも出る。 生まれつきのものや、加齢によって起こるケースがある。膝蓋骨脱臼の治療法としては、膝蓋骨を支えて脱臼しないようにする、内側膝蓋大腿靭帯の再建手術などがある。

◆血友病 遺伝子の異常によって、出血時に血液が固まって止血する身体機能が失われている生まれつきの疾患。 わずかなケガでも出血しやすく、一度出血すると自然に止血することが困難。 出血は皮膚上だけでなく、筋肉内、関節内、皮下など体内でも繰り返し起こる。

④その他

スポーツ障害、事故、加齢、病気など様々な原因で発生する症状もあります…詳しくはこちらです

◆関節ねずみ・関節内遊離体 関節の骨や軟骨が一部欠けたりはがれたりして、破片が関節内を動きまわるもの。 周囲の組織を刺激したり骨の間にはさまることで様々な障害を引き起こす

◆関節水腫 関節内にある関節液の量が異常に増える病状で、いわゆる”膝に水がたまる”状態のこと。血液がたまるケースもある

◆膝内障 膝内障とは、病気以外の原因によるひざ関節の損傷や障害全般を指す総称です。 現在ではそれぞれの疾患にはっきりと病名がついて個別に扱われるため、膝内障という病名はあまり使われなくなっています。 おおまかに膝の損傷・障害と診断された時に使い、何の病気・障害なのかはっきりした時点で個々の病名に切り替えます。

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