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五十肩


肩の痛みと運動制限をきたす疾患で四十肩ともいいます。

①肩に痛みと運動障害がある ②年齢が40歳以降である ③明らかな原因がない

この3条件を満たすものを五十肩と呼びます。

症状

最初、肩関節付近に鈍痛がおこり、腕の可動範囲の制限が起こります。 次第に痛みは鋭いものになり、急に腕を動かす場合などに激痛が走るようになります。 痛みのために、腕を直角以上に上げられなくなったり、後ろへはほとんど動かせないなどの運動障害が起こります。 生活にも支障をきたすようになり、重症化すると、洗髪、髪をとかす、歯磨き、炊事、洗濯物を干す、電車のつり革につかまる、洋服を着る、寝返りを打つ、排便後のお尻の始末などが不自由となり、日常生活に大きな困難をもたらす場合もあります。

軽症で済むか重症化するかの仕組みもはっきりしていません。 痛みは片方の肩だけの場合と、一方の肩が発症してしばらく経つともう片方の肩にも発症してしまう場合とがありますが、片方の肩が発症してしまうともう一方も発症する確率が高いようで、これを防止することは難しいとされています。

また、痛みのピーク時には肩の痛みに加えて、腕全体にだるさや痺れがあることも。 常に腕をさすっていないと我慢できない、と訴える患者もいるくらいです。

初期の症状が始まってからピークを迎えるまで数ヶ月、ピークは数週間続き次第に和らいできます。 痛みのレベルにもよりますが、鋭い痛みが感じられなくなるまでに半年前後、さらにボールなど物を投げられるようになるまでには1年前後かかると言われています。

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